現在はユーキャンの実用ボールペン字講座を受講していますが、実は数年前に別のボールペン字講座にチャレンジして挫折してしまった経験があります。
長年の悩みだった汚い字をどうにかしたくて申し込んだ通信講座。
絶対にキレイな字が書けるようなるぞ!と意気込んで始めたはずなのに、その時は3ヶ月も持たずに挫折してしまいました。
私が挫折してしまった理由と、どうすれば挫折せずに続けられたのか?をお伝えします。
私がボールペン字講座に挫折した理由4つ
それなりに(私にとっては)高い料金を払って始めたボールペン字の通信講座でした。
にもかかわらず挫折してしまったのは、次のような理由があったからでした。
好みの文字ではなかった
私が申込んだのは「日ペンのボールペン習字講座」です。
ペン字と言えば美子ちゃんの日ペンでしょう!と、他社サービスとの比較をあまりせずに勢いだけで申込んでしまいました。
実際のテキストを見てみると全体的に大人っぽい文字ばかりで、自分が想像していたキレイな文字とは少しイメージが違いました。
初見で「なんだか思っていたのと違う・・・」という気持ちになってしまったことが、挫折してしまった理由の一つだと思います。
誤解しないでいただきたいのですが、「日ペンの教材は全然ダメだからやめた方がいいよ〜」などという意味では全くありません。
日ペンのテキストは一文字ずつ詳細に注意ポイントが書かれており、とても分かりやすいつくりになっています。
また、サポート期間は1年(2年のコースもあり)と比較的に長めですし、長年続いているだけあってとても良いサービスなのは確かです。
なので、こればっかりは本当に「好みの問題」なのです・・・
ひらがな・カタカナを完璧にマスターしてから次へ進もうとした
1冊目のテキストはひらがな・カタカナ・数字です。
その後に漢字は楷書と行書があり、手紙の書き方や筆ペンの書き方と続いていくのですが、まさかの1冊目でストップしてしまいました。
というのも、「ひらがな・カタカナがまだキレイに書けないのに、漢字まで練習する余裕はない!」と思ってしまったからです。
書き込み用のテキストが終わってからも、自分で用意したノートにひらがなを書き続けていました。
しかし、納得のいくレベルには到達できずに挫折してしまいました。
思ったより1日あたりの練習時間が長かった
そんなやり方で進めていたため、1日あたりの練習時間は最低でも30分〜1時間くらい掛かっていました。
日ペンのホームページには「1日20分のお手軽レッスン」と紹介されていたのに話が違うじゃない!と当時は思っていたのですが、話を変えていたのは自分自身だったのです・・・
テキストにある記入欄だけを使って練習していれば、確かにほとんどのレッスンは20分くらいでできそうな量だと思います。
環境の変化により、習慣が途切れてしまった
なんとか時間を捻出して練習を続けていたところに、引越しや仕事の配置転換といった生活の変化があり、やる気がプツンと途切れてしまいました。
今日は忙しかったから練習できなくても仕方ないよね、週末にまとめてやれば追いつけるはずと言い訳を重ねているうちにモチベーションが下がり、完全に挫折するに至ったというわけです。
どうすれば挫折を防げたか?
以上のように、1つのことが原因で挫折してしまったわけではなく、いくつもの理由が重なった結果挫折に至りました。
それでは、どのように対策をすれば挫折せずに済んだのでしょうか。
事前にもっと調べてから申込みをすれば良かった
最初にボールペン字の通信講座を選ぶとき、私が他サービスと比較したポイントは、「料金」と「受講期間」の2つだけでした。
どの会社のサービスも有名ですし、料金が同じなら受講期間が長い方がお得だろう、何より日ペンの美子ちゃんは私が子どもの頃から宣伝していたくらい長く続いているのだから間違いはないはず!と考えて選びました。
しかし、当然のことですが、取り扱っている会社が違えば内容も違うのです。
ボールペン字の通信講座を選ぶ上で一番大切なポイント、「自分の理想とする字と一致しているか?」を何よりも重視すべきでした。
日ペンはホームページでちょっとだけですがテキストの一部を見ることができます。
X(旧Twitter)で練習中のテキストを載せている方も多いので確認しやすいと思います。
日ペンでボールペン字を練習して美文字を手に入れた方が書写の画像を載せていたりもしますし、自分も将来はこんなふうになれるのかな〜と参考になります。
ユーキャンもホームページでやはりちょっとだけテキストの一部を見ることができます。
ただ、SNSにテキスト全体の画像を公開するのは遠慮してくださいねという方針なので、字の雰囲気を確認する方法が比較的に少なめです。
ユーキャンには書店でも購入できるような市販の教材があるのですが、監修されている先生が違うので字の印象も違います。
タイミングによっては通信講座のテキストがメルカリに出品されていたりするので、多少は雰囲気がつかめるかもしれません。
これは個人的な感想になりますが、日ペンは大人っぽい!達筆!と言われるようなキレイな字、ユーキャンは小学校の先生が書くようなキレイな字、という印象です。
これからボールペン字の通信講座を申し込もうと考えているのでしたら、その講座で習う字が自分の好みに合っているか、求めるものなのかを必ず確認してください。
好みの文字でなくても、やってみればよかった
とはいえ、せっかく申し込んだのですから、とにかくやってみればよかったと今では思います。
目指すキレイの方向性が違ったとしても、テキストで習う文字は世間一般からみれば確実にキレイな字です。
どうせ今現在の自分の字はヘタクソなのですし、どの教材の字を学んだとしても今よりはマシなはずです。
また、同じ通信講座で学んだとしても、その後は少なからず自分の書き方の癖が出てくるものでしょう。
練習している段階では好みでなかったとしても、それをベースとしていずれは自分好みの字に変化していくのではないでしょうか。
完璧主義をやめればよかった
ひらがな・カタカナを完璧にしてから漢字に進む、という練習方法は非効率すぎました。
これではいつまで経ってもテキストを進めることができず、添削もしてもらえません。
漢字の練習をしばらく進めると、漢字・ひらがな他が混じった文章を練習するパートに入ります。
自分の字は上達していないな・・・と不安に感じていても、そのままテキストを進めた方が上達するスピードは早かっただろうなと思います。
ボールペン字の通信講座で挫折しないための方法
キレイな字が書けるようになるまでには時間がかかります。
最後までモチベーションを維持し、コツコツと練習を続けるのはとても大変なことです。
今度こそボールペン字の通信講座を最後まで完走するために、次のような方法を取り入れました。
練習する時間を決める
前回、ボールペン字の通信講座に挫折してしまったときは、「時間が取れたら練習しよう」という考えでした。
そうすると、「今日は仕事が忙しかったから」「通院などの外出で時間が取れなかったから」と言い訳が始まり、練習をサボってしまいます。
そこで今回は、ボールペン字の練習をする時間を1日のスケジュールにあらかじめ組み込んでおくことにしました。
これまでは朝6:00に起きていたところを、1時間早く5:00起床に変更。
この1時間をボールペン字の練習時間に充てることにしました。
夜はどうしても疲れていて練習に集中できなかったりするので、十分に睡眠をとってスッキリしている朝に練習する方が効果的です。
もちろん1時間早く起きる分、寝る時間を前倒しして睡眠時間は確保しています。
テキストでの練習が途中になってもOK!というルールにする
ユーキャンのホームページには「1日10分のお手軽レッスン」と書かれていたので、最低10分だけ練習すればレッスン項目の途中までしかできていなくても終わってOK、というマイルールを設定しました。
練習時間として朝の1時間を確保しましたが、実際にはこの時間に読書をしたり、他のことに時間を使ったりもしています。
レッスンの項目によっては20分で終わったり、1時間くらい掛かったりと時間がバラバラなので、最低10分をクリアしたから今日の練習ノルマは達成!と思うことにしました。
そのおかげで「今日も練習をサボっちゃったな・・・」と自分を責めたり、モチベーションが下がるような事態を防ぐことができています。
SNSなどに練習状況を載せる
ユーキャンのテキストにはレッスン前とレッスン後に字を書く欄があり、その部分だけはSNSなどに載せてもOKというルールになっています。
今日も練習を頑張ったよ!という成果報告として、X(旧Twitter)やこのブログにUPしています。
完全に自己満足ですが、Xには同じように画像を載せている方がいて励みになります。
書写のお題を毎日流してくれるアカウントもあり、そういったものに参加することも楽しいです。
定期的に同じ文章を書いて上達しているかを比較する
これはテキストとは関係なく書いているだけなのですが、何日かおきに同じ文章を書くことで、自分の字が上達しているかを確認しています。
テキストに書き込んでいるときにはあまり上達していないような気がしても、比べてみると多少なりともキレイに書けるようになっていることが分かり自信に繋がります。
ボールペン字の通信講座は続けることさえできれば効果があります。
モチベーションを維持するためには、自分の中にあるクリア基準のハードルを下げること、そして以前よりも字がキレイになってきたと実感できるようにすることが大切です。
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